【飲食業 × AI】AIが顧客の来店頻度を予測し、パーソナルなクーポンを自動配信して再来店を促すAI活用レシピ
★★★☆☆ 中級
無料〜月約3,000円〜
3〜4時間
自動
このレシピを作った理由
「新規客は来てくれるのに、2回目がない。」——そう悩む飲食店のオーナーは多いです。LINE公式アカウントで全員に同じクーポンを送っても反応が薄く、印刷したフライヤーは手間とコストばかりかかる。じつは「いつ・誰に・何を送るか」を自動で判断してくれるAIの仕組みが、月数千円から使える時代になっています。このレシピでは、POSや予約履歴からAIが”そろそろ来なくなりそうな常連さん”を予測し、その人だけに刺さるクーポンをLINEで自動送信する流れをまるごとお伝えします。
完成形イメージ
😔 Before
- スタッフが手動で全員に同じクーポンを作成
- 思いついたときに一斉送信
- 開封率 約15〜20%
- 再来店率(1か月以内)約10%
- 担当者の作業時間 月4〜6時間
😊 After
- AIが顧客ごとに内容を自動生成
- 来店が途絶えそうな3日前に自動配信
- 開封率 約35〜50%
- 再来店率(1か月以内)約25〜30%
- 担当者の作業時間 月30分(確認のみ)
来店間隔が30日以上空いた顧客に「あなたのおすすめメニュー」付きクーポンを自動配信したところ、配信から2週間以内の再来店率が導入前の約2.5倍に。月間リピーター数が23名→57名に増加。(AI Meets 調べ・参考事例)
材料(必要なもの)
| 材料 | ツール名 | 費用 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 顧客データ管理 | Googleスプレッドシート | 無料 | 来店履歴・顧客情報の整理 |
| AI分析・文章生成 | ChatGPT(GPT-4o) | 月3,000円〜 | 来店予測・クーポン文章の自動生成 |
| 自動化ツール | Make(旧Integromat) | 月約1,000円〜 | スプレッドシート→AI→LINE の自動連携 |
| 顧客配信 | LINE公式アカウント | 月0〜 | パーソナルクーポンの送信 |
| (オプション)予約連携 | Googleフォーム/POS CSVエクスポート | 無料 | 来店データの自動取り込み |
LINE公式アカウントの友だち登録が必要です(来店時にQRコードを案内するのが最速)。顧客データの取り扱いはプライバシーポリシーを整備した上で行ってください。GPT-4oはOpenAIのAPIキー(従量課金)でも利用可能です。
作り方
①
Googleスプレッドシートに顧客の来店データを整理する
まず「顧客マスタシート」を作ります。POSのCSVをエクスポートするか、手入力で以下の列を用意してください。
| 列名 | 内容 |
|---|---|
| 顧客ID | LINE友だちと紐づける番号 |
| 名前(ニックネームでも可) | — |
| 最終来店日 | YYYY/MM/DD 形式 |
| 来店回数(合計) | 数値 |
| よく注文するメニュー | 自由記述でOK |
| LINEユーザーID | Make連携に必要 |

②
AIに「来店が途絶えそうな顧客」を判定させるプロンプトを設定する
ChatGPT(またはAPIキー経由)に以下のプロンプトを渡すと、来店リスクを自動スコアリングしてくれます。

📋 コピペ用プロンプト(基本版)
あなたは飲食店の顧客分析AIです。
以下の顧客データをもとに、「再来店リスク」を高・中・低の3段階で評価し、
それぞれに合ったクーポンの文章(80字以内)を日本語で作成してください。
【顧客データ】
名前:{{名前}}
最終来店日:{{最終来店日}}
来店回数:{{来店回数}}回
よく注文するメニュー:{{よく注文するメニュー}}
【出力形式】
リスク:(高・中・低)
クーポン文章:(80字以内)

③
Make(自動化ツール)でスプレッドシート→AI→LINEを繋げる
Make(https://www.make.com)に無料登録し、以下の順でモジュールを繋げます。
③-1. トリガーを設定する
①「Google Sheets」モジュールを追加し、「行が追加または更新されたとき」をトリガーに選びます。
②対象シートと列を指定します。

③-2. ChatGPTモジュールを繋げる
①「OpenAI(ChatGPT)」モジュールを追加します。
②手順②で作ったプロンプトを貼り付け、{{名前}} などをスプレッドシートの列にマッピングします。

③-3. LINEモジュールを繋げる
①「LINE」モジュールを追加し、「メッセージを送信」を選びます。
②送信先を「LINEユーザーID」列にマッピングします。
③メッセージ本文にAIが生成したクーポン文章を差し込みます。

④
配信タイミングを「最終来店日から◯日後」で自動化する
Makeのスケジューラー機能を使い、毎朝9時に以下の条件でフィルタリングします。
最終来店日から経過した日数 >= 21日(3週間) かつ 来店回数 >= 2回(常連候補)
まとめ
このレシピの流れを確認しましょう。
Googleスプレッドシートに顧客の来店データを整理する
AIに「来店リスク判定+クーポン文章生成」のプロンプトを設定する
Makeでスプレッドシート→ChatGPT→LINEを自動的に繋げる
最終来店から21日以上経った顧客に自動でパーソナルクーポンを送信する
一度設定すれば、あとはMakeが毎日自動でチェック・送信してくれます。スタッフの手が空き、かつ”その人だけに届く”メッセージで再来店率が上がります。
アレンジ・応用アイデア
「誕生月クーポン」自動配信に応用できます。誕生日フィールドを追加し、当月の顧客にだけAIが文章を変えて送信する仕組みにすれば、特別感のある演出が自動化できます。
次回予約の空白期間を検知して「そろそろカットの時期では?」とリマインドするシナリオに転用できます。予約管理シートを顧客マスタに変えるだけで動作します。
来館履歴から「1週間以上来ていない会員」を抽出し、モチベーションを上げるメッセージを自動配信するシナリオに応用できます。
このレシピを試してみましたか?
実際にやってみた感想を #AIMeets をつけてSNSに投稿してください!
スタッフが拝見して、いいねしにいきます 🎉
「うちの業種に合わせてカスタマイズしたい」「途中で詰まった」という方は、
個別相談(初回30分無料)もお気軽にどうぞ。