【美容クリニック × AI】発注申請書の写真を送るだけ!スプレッドシートへの自動入力&着荷確認をスマホで完結するAI活用レシピ
★★★☆☆ 中級
無料〜月3,000円
3〜4時間
ほぼゼロ
このレシピを作った理由
「また発注書の転記ミスがあった」「先払いなのに入金確認が漏れてた」「在庫が切れているのに誰も気づかなかった」——美容クリニックの発注業務にはこうした小さなトラブルが積み重なりがちです。スタッフが手書きの申請書を院長に渡し、院長が別のスタッフに頼んでスプレッドシートに転記する…この「人を経由する手間」がミスの温床になっていました。
このレシピでは、申請書の写真をLINEで送るだけで自動的に記録され、着荷確認もスマホひとつで完結する仕組みを作ります。
完成形イメージ
- 紙の申請書を手渡し
- 担当者が手入力(1件5分)
- 口頭やメモで着荷連絡
- 先払い・後払いを付箋で管理
- 月2〜3件のミス発生
- LINEで写真を送るだけ
- 自動で即時入力(0分)
- シートのドロップダウンをタップ
- 発注先マスタで自動判定
- ミスほぼゼロ
月に30〜40件あった発注転記作業がほぼゼロに。先払い漏れによる請求トラブルも解消。スタッフから「LINEで送るだけなので楽すぎる」と好評でした。
(美容クリニック 院長)
材料(必要なもの)
| ツール | 費用 | 用途 |
|---|---|---|
| LINE公式アカウント(スタッフ専用) | 無料〜 | 申請書写真の受信窓口 |
| n8n(ワークフロー自動化ツール) | 無料(セルフホスト) 月$20(クラウド版) |
自動化の司令塔 |
| Claude API(Anthropic) | 従量課金 約$0.003/枚 | 画像から情報を読み取るAI |
| Googleスプレッドシート | 無料 | 発注記録・着荷確認の管理シート |
⚠️ Claude APIはAnthropicのサイトでアカウントを作成し、APIキーを取得してください。
作り方
Googleスプレッドシートを2枚用意する
このレシピの肝は「発注先マスタ」シートです。ここに登録しておくことで、先払い・後払いをAIが自動で判定できるようになります。
シート1:発注管理(AIが自動入力する台帳)
| A 発注日時 | B 申請者 | C 発注先 | D 商品名 | E 数量 | F 単価 | G 金額 | H 支払区分 | I ステータス | J 着荷確認日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026/04/25 | 鈴木 | アラガン | ボリフト | 3 | 33,495 | 100,485 | 後払い | 発注済 | — |
I列「ステータス」のセルにドロップダウンを設定します(データ→データの入力規則→「発注済,入荷済,キャンセル」)。

シート2:発注先マスタ(支払区分の照合元)
| A 発注先名 | B 支払区分 | C 備考 |
|---|---|---|
| アラガン | 後払い | 月末締め翌月払い |
| ○○製薬 | 先払い | 振込確認後に発送 |
| △△バイオ | 後払い | 請求書払い |
ここに登録した発注先名と、Claudeが読み取った発注先名を照合します。名称は申請書の表記と完全一致させてください。

LINE公式アカウントでMessaging APIを設定する
①LINEビジネスIDでログインし、スタッフ専用の公式アカウントを作成します。
②「Messaging API」を有効化し、チャンネルアクセストークンを発行します。
③Webhook URLの欄は、次のステップでn8nのURLを貼り付けます。

n8nでワークフローの骨格を作る
n8nを開き、「新しいワークフロー」を作成します。以下の順にノードを追加してください。
| 順番 | ノード名 | やること |
|---|---|---|
| 1 | Webhook | LINEからの画像メッセージを受け取る |
| 2 | HTTP Request | LINEサーバーから画像データを取得する |
| 3 | HTTP Request | 画像をClaudeに送って文字情報に変換する |
| 4 | HTTP Request | 発注先マスタシートを検索して支払区分を取得する |
| 5 | Google Sheets | 発注管理シートに1行追加する |
| 6 | HTTP Request | LINEに完了メッセージを返信する |

Claude APIで申請書を読み取る設定をする(ここが核心!)
③のノード3(HTTP Request)に以下の設定を入力します。
- URL:
https://api.anthropic.com/v1/messages - メソッド:POST
- ヘッダー:
x-api-key: あなたのAPIキー、anthropic-version: 2023-06-01、content-type: application/json
ボディに以下のプロンプトを貼り付けます。

📋 コピーして使えるプロンプト(n8n BodyのJSON)
{
"model": "claude-opus-4-5",
"max_tokens": 2048,
"messages": [{
"role": "user",
"content": [
{
"type": "image",
"source": {
"type": "base64",
"media_type": "image/jpeg",
"data": "{{$node['画像取得'].data.base64}}"
}
},
{
"type": "text",
"text": "この物品発注申請書を読み取り、以下のJSON形式のみで返答してください。説明文・前置き・コードブロックは不要です。\n\n{\n \"requester\": \"申請者名\",\n \"request_date\": \"YYYY/MM/DD形式\",\n \"total_amount\": 合計金額(数値のみ・税込),\n \"items\": [\n {\n \"no\": 行番号(数値),\n \"supplier\": \"発注先\",\n \"product_name\": \"商品名\",\n \"quantity\": 数量(数値),\n \"unit_price\": 単価(数値),\n \"amount\": 金額(数値)\n }\n ]\n}\n\n注意:空白行は含めない。金額はカンマなしの数値のみ。"
}
]
}]
}
💡 このプロンプトを使うと、サンプルのような申請書から「アラガン/ボリフト/数量3/単価33,495」の形式できれいにデータが返ってきます。
着荷確認をスマホで完結させる
入荷した商品が届いたら、スタッフはスマホからGoogleスプレッドシートを開きます。
①「発注済」の行を探します(I列でフィルターをかけると見やすいです)。
②I列のドロップダウンを「入荷済」に変更します。
③J列(着荷確認日)に本日の日付を入力します。
これだけで着荷確認は完了です。

まとめ
このレシピの流れを確認しましょう。
スプレッドシートに「発注管理」と「発注先マスタ」の2シートを用意
LINE公式アカウントのMessaging APIを有効化
n8nで6つのノードをつなげてワークフローを組む
Claude APIに申請書を読み取らせるプロンプトを設定
スタッフはLINEで写真を送るだけ → シートに自動記録
着荷時はドロップダウンを「入荷済」に変えるだけ
あとは全自動で働いてくれます。
アレンジ・応用アイデア
不動産業
内見申込書や重要事項確認書の写真をLINEで送って自動管理台帳に記録。紙→デジタル化の第一歩に。
飲食業
仕入れ伝票の写真を送るだけでFoodコスト(原価率)の自動集計シートに記録。仕入れ先ごとの単価変動も把握できる。
美容室
薬剤・消耗品の在庫申請に応用。発注先マスタに「ミルボン=後払い」などを登録しておけばそのまま使える。
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