【製造業 × AI】展示会の名刺データをAIが整理して優先度別フォローリストを自動生成するAI活用レシピ
このレシピを作った理由
「展示会が終わった翌週、名刺の束を見てため息をついたことはありませんか?」
製造業の営業担当者・経営者の方から、こんな声をよく聞きます。「100枚以上の名刺をもらったのに、結局誰から連絡するか決められず、1ヶ月後にはほぼ忘れてしまった」。展示会への出展にはブース代・人件費・交通費で数十万円かかるのに、もらった名刺が活かせないのは本当にもったいない話です。
このレシピは、スマホで名刺を撮影してAIに渡すだけで、「今すぐ連絡すべき熱い見込み客」から「いつか連絡でいい相手」まで、優先度別に整理されたフォローリストを自動で作れる方法をお伝えします。
完成形イメージ
- 名刺:100〜200枚をゴムでまとめて引き出しに放置
- 仕分け:「なんとなく熱そうな人」を記憶頼みで管理
- フォロー:担当者の記憶頼みで抜け漏れが頻発
- 時間:整理だけで半日以上かかる
- 名刺:スマホ撮影 → 30分でスプレッドシートに一覧化
- 仕分け:AIが「優先度A・B・C」を自動判定
- フォロー:送るべきメール文まで自動生成
- 時間:次回展示会から作業時間を90%削減
部品メーカーの営業2名体制の企業が展示会で集めた名刺147枚をこのレシピで処理。従来は丸2日かかっていたところ、初回でも3時間で完了。優先度A(今すぐフォロー)23名へのメールを当日中に送り、そのうち4社が翌週に商談アポイントを設定。
材料(必要なもの)
| 必要なもの | ツール名 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 名刺読み取り+AI処理 | ChatGPT(chatgpt.com) | 無料〜月20ドル | 画像をそのまま貼り付けてテキスト化できる |
| フォロー優先度の判定 | ChatGPT(同上) | 無料プランでOK | ブラウザ・スマホアプリどちらでも使用可 |
| リスト作成・管理 | Googleスプレッドシート | 無料 | Googleアカウント必須 |
| メモ管理 | スマホのメモアプリ(何でも可) | 無料 | 会話内容を残しておく |
⚠️ 名刺には個人情報が含まれます。社内の情報管理ルールに沿って取り扱ってください。
作り方
展示会当日:名刺+メモをセットで記録する
このレシピの精度を上げる最大のポイントは「展示会当日のメモ」です。名刺だけでは会話の温度感がわかりません。
名刺をもらったら、その場でスマホのメモアプリに30秒で以下を記録してください。定型文として登録しておくと、その場でさっと入力できます。
📋 コピーして使えるメモテンプレート(スマホの定型文に登録推奨)
【名刺メモ用テンプレート(当日用)】 名前:〇〇さん(〇〇株式会社) 会話内容:どんな話をしたか 温度感:熱い / ふつう / 名刺交換のみ 次のアクション:先方が言っていたこと
名刺の写真をChatGPTに貼り付けてテキスト化する
専用アプリは不要です。ChatGPT(chatgpt.com)を開いてスマホで撮影した名刺の写真をそのまま貼り付けるだけで、会社名・氏名・役職・連絡先を自動で読み取ってくれます。
手順
- ②-1. chatgpt.com にアクセスし、チャット画面を開きます。
- ②-2. 画像添付ボタン(📎)をタップして名刺の写真を選択します(複数枚まとめて貼り付けも可)。
- ②-3. 以下のプロンプトを送信します。ChatGPTが表形式でテキストを返してくれます。
📋 コピーして使えるプロンプト(名刺テキスト化用)
添付した名刺の画像を読み取り、以下の項目を表形式で出力してください。 項目:会社名 / 氏名 / 役職 / メールアドレス / 電話番号 / 会社所在地 読み取れない項目は「不明」と記載してください。

ChatGPTの出力とメモをGoogleスプレッドシートにまとめる
②でChatGPTが出力した表と、①のメモを1枚のスプレッドシートに統合します。
- ③-1. Googleスプレッドシートを新規作成します。
- ③-2. ChatGPTの出力結果をコピーして貼り付けます(表のままきれいに貼れます)。
- ③-3. 「会話メモ」「温度感」「次アクション」の列を右側に3列追加します。
- ③-4. ①のメモを見ながら、各行に転記します。

スプレッドシートの内容をChatGPTに貼り付けて優先度を判定させる
ここがこのレシピの核心です。ChatGPT(chatgpt.com)のチャット画面を開き、以下のプロンプトをコピーして貼り付けてください。プロンプトの下に、スプレッドシートの内容(コピーしてそのまま貼り付けでOK)を続けて入力します。
📋 コピーして使えるプロンプト
あなたは製造業の営業支援AIです。 以下は展示会で集めた名刺の情報と、当日の会話メモです。 各人物について、以下の基準でフォロー優先度を判定してください。 【優先度の基準】 優先度A(今週中にフォロー): - 具体的な引き合い・商談希望の発言があった - 「見積もりを送って」「資料が欲しい」など明確な次アクションがある - 温度感が「熱い」 優先度B(2週間以内にフォロー): - 課題感・興味は示していたが具体的な依頼はまだ - 温度感が「ふつう」 - 定期的に接点を持つ価値がある役職・企業規模 優先度C(月1回のニュースレターでOK): - 名刺交換のみで会話が浅かった - 温度感が「名刺交換のみ」 - 現時点では引き合いの可能性が低い 出力形式: 各人物について「優先度(A/B/C)」「理由(1行)」「推奨するフォロー方法」を 表形式で出力してください。 --- 【名刺データここから】 (ここにスプレッドシートの内容を貼り付け)

まとめ
このレシピの流れを確認しましょう。
展示会当日:名刺をもらったら30秒メモをセットで記録する
ChatGPTに名刺の写真を貼り付けてテキスト化する
Googleスプレッドシートにまとめ、「温度感」列を追記する
ChatGPTにデータをコピペして優先度A/B/Cを自動判定させる
アレンジ・応用アイデア
物件説明会・内覧会で集めた名刺を同じ方法で仕分けできます。「購入検討度:高・中・低」に基準を変えるだけで即活用できます。
セミナー・勉強会の参加者名簿をインプットに変換。「顧問契約に発展する可能性」でスコアリングして優先フォロー順を決められます。
合同説明会で集めた学生情報をAIで整理。「自社の求める人材像」に合わせた優先度判定に応用できます。
実践してみた感想を #AIMeets でXに投稿してください!みなさんの声が次のレシピのヒントになります。
「もっと自分の状況に合わせてカスタマイズしたい」という方は、個別相談も受け付けています。